文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

澳门百利宫赌场_百利宫娱乐场

第2回「地域創生論」 ㈱雨風太陽の『都市と地方をかきまぜる。日本中のあらゆる場の可能性を花開かせる。』が行われました。

授業関係
4月18日(木)の講義は、株式会社 雨風太陽の高橋博之代表(取締役社長)を講師として開催されました。氏は花巻出身。大学卒業後に代議士秘書を経て、岩手県議会議員2期連続トップ当選。震災後、復興の最前線に立つため岩手県知事選挙に出馬(選挙活動は沿岸の被災地を青森県境から宮城県境までを徒歩で踏破、選挙活動は街頭演説と住民対話のみと超絶)するも落選、政界引退。漁師となる。そこでの再発見も元に2013年にNPO法人東北開墾を立ち上げ、地方の生産者と都市の消費者をつなぐ、世界初(ほんと先駆け!!)の食べ物付き情報誌「東北食べる通信」を創刊して編集長に就任。2015年㈱雨風太陽を設立し代表取締役に就任。同社は2023年12月東証に上場。本店は花巻駅舎内(キヨスクと観光協会案内所の間)にあります。
講義方法もこれまでにないものでした。プレゼン資料として「雨風太陽 インパクトレポート/会社概要 2024.3発行」をいただき学生は予習していましたが、その資料を説明することは一切ありませんでした。雨風太陽の掲げるMission「都市と地方をかきまぜる」、Vision「日本中のあらゆる場の可能性を花開かせる」、ここに何故いたったのか。10年間で全国を8周し、日本中の農家?漁師の現場を回り、地方で生きる生産者、都市で暮らす消費者にビジョンを語り対話していますが、その事例と実業の紹介でした。今、日本では都市と地方、生産者と消費者、そして人間と自然のつながりが分断され、本来支え合っているはずのお互いの顔が見えなくなっている。これを正したい。その問題意識が通奏低音です。場所と場所、人と人をつなげて境目をなくし、生かし、生かされあう関係を実感することで、感謝や喜びを感じられる社会をつくりたい、この高橋さんの魂の叫びが、数多くの具体的事例や事業内容で紹介されました。予習時に学生が抱いた疑問等には全て応える講義でした。多くの学生に覚醒と感動をもたらしました。

学生の授業レスポンスカードには下記の様なものがありました。
?都会と田舎は相互である、互いがなければならない。深く考えさせられた90分だった。
?都市と地方の見方(考え)が根本から変わった。地方の大切さを学んだ。
?近所間での立ち話や助け合いという基本的なことが未来につながると勉強できた。
?地方/地域は三流の都市になるのではなく、一流の田舎になるべし!!(共感賛意多数)
?リスクを背負い自分で覚悟し、毎日を必死にやりきっていこうと思った。
?自分に気持ちに素直になり、自分を大切に生きていくべきだと強く思うことができた。
?自分の住んでいる場所が誇れる所であると思えた。
?「我が魂の指揮官になれ!!」(共感、賛意多数)
?田舎の役割はとても大切だということがわかった。
?自分のこの先の人生ビジョンの考え方が変わった。
この公開講座は3年ぶりに会場を681教室ではなく5号館階段教室に戻し開講しています。一般市民参加者が20名と多く、階段教室は講師と聴講生の距離も近く、高橋さんの名調子もあり、久しぶりにコロナ禍前の公開講座の雰囲気に戻りました(大盛況でした)。

写真1



写真2 講義風景



写真3 授業風景



写真4 授業風景